メールを翻訳するには、GmailやOutlookで受信したメッセージを開き、[メッセージを翻訳]から読みたい言語を選びます。返信する場合は、まず伝えたいことが明確な下書きを作り、相手の言語に翻訳して、内容を確認してから送信しましょう。「届いたメールを読むこと」と「自分の返信を書くこと」は別の作業です。この記事では、それぞれの手順を紹介します。架空のメール文を使って試せるテキスト翻訳デモも用意しています。
受信メールを読むか、返信を書くかで方法を選ぶ
- Gmailの受信メールを読む:個別のメッセージのメニューから[メッセージを翻訳]を選びます。
- Outlookの受信メールを読む:翻訳を促す表示、またはお使いのバージョンにある[翻訳]を使います。
- 返信文や別のメールアプリの文章を翻訳する:必要な文章をテキスト翻訳ツールにコピーし、訳文を確認してから下書きに貼り付けます。
- 判断を誤ると影響が大きいメールや意味が曖昧なメール:差出人に意図を確認するか、適切な知識を持つ人に確認を依頼します。
受信トレイの中で内容を読むだけなら、メールアプリの翻訳機能が便利です。下書きを翻訳したいときや、言葉の選び方について説明も読みたいときは、別のテキスト翻訳ツールが役立ちます。ただし、どちらを使っても差出人の意図まで確かめられるわけではなく、細部がすべて正しいと保証されるものでもありません。
Gmailでメールを翻訳する方法
- 1. Gmailで、読みたいメールを1通ずつ開きます。
- 2. メッセージの上に翻訳バナーがあれば、そこから翻訳します。表示されていなければ、そのメッセージの[その他](3点のメニュー)を開き、[メッセージを翻訳]を選びます。
- 3. メッセージ上部の翻訳操作で、訳す先の言語を選びます。スマホでは、言語の選択が[設定]の中に表示される場合があります。
- 4. 名前、金額、日時、依頼内容が重要な場合は、原文と訳文を照らし合わせます。返信が続いているときも1通ずつ読み、以前のメールの内容を最新の指示と取り違えないようにしましょう。
Googleの案内では、この翻訳機能はGoogleアカウント専用です。Gmailアプリに追加したIMAPアカウントのメールには適用されません。[メッセージを翻訳]が見当たらないときは、まずアカウントの種類と個別のメッセージのメニューを確認してください。アプリで読めるすべてのメールが翻訳対象とは限りません。
Outlookでメールを翻訳する方法
- 1. 受信メールを開き、上部に翻訳を促す表示があるか確認します。表示されていれば、[メッセージを翻訳]を選びます。
- 2. 表示がない場合は、お使いのOutlookの[翻訳]を使います。Microsoftは、対応するバージョンでは[ホーム]→[翻訳]→[メッセージの翻訳]、または右クリックから[翻訳]を選ぶ操作も案内しています。
- 3. 翻訳した後に原文へ戻すには、[元のメッセージを表示]などの原文表示の操作を使います。
- 4. [翻訳設定]を利用できる場合は、読む言語や自動翻訳の設定を変更できます。
Outlookは、バージョンやアカウントによって画面や利用できる機能が異なります。Microsoftによると、自動翻訳とインテリジェントな翻訳候補にはExchange Onlineのメールボックスが必要です。すべての端末で同じメニューが使えると考えず、ご自身のバージョン向けの手順に従ってください。組織の設定で機能が制限されている場合は、組織が利用を認めた別の翻訳ツールを使う方法もあります。また、Microsoftは、21Vianetが運営するMicrosoft 365ではTranslatorを利用できないと案内しています。該当するアカウントをお使いの場合は、組織が承認した別の翻訳ツールを利用してください。
Microsoft公式:テキストとOutlookのメールを翻訳する方法
JotMeのデモで返信メールを翻訳してみる
下のデモは「英語 → スペイン語」に設定されています。次の架空の英語メールを貼り付けて試してください:“Hello, thank you for your message. Could we move our meeting to Friday at 10:00 a.m. Pacific Time? Please confirm whether that works for you. Best regards.” デモでは、貼り付けた文章の訳文と簡単な説明を確認できます。受信トレイへの接続やメールの送信は行いません。短く、機密情報を含まない例で、訳文と説明が役立つか確かめてみましょう。
実際に試してみる
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翻訳結果がここに表示されます
説明
翻訳が完了すると、翻訳の選択理由がここに表示されます。
- 1. 入力欄に例文を貼り付けます。入力の手が止まると、自動で翻訳が始まります。
- 2. この例では原文の言語を英語、翻訳先をスペイン語にします。ご自身の文章を試す場合は、必要な言語の組み合わせを選べます。
- 3. 訳文と説明を読み、「金曜日」「午前10時」「太平洋時間」と、相手に確認を求める意味が残っているか確認します。
- 4. 確認した訳文をご自身でメールの下書きにコピーします。送信前に、メールアプリで宛先・件名・添付ファイルも見直してください。
公開デモには、テキスト翻訳に使えるトークン数の上限があります。カウンターで残りの利用量を確認でき、短い文章ほど内容を点検しやすくなります。説明はモデルがどのように言葉を選んだかを示すもので、翻訳の正確さを独立して証明するものではありません。エラーや利用枠の不足が表示された場合は、元の下書きを残しておきましょう。必要に応じて文章を短くし、画面に表示される案内に従ってください。
返信の意味と丁寧さを保つために確認すること
翻訳する前に、1文につき1つの依頼を明確に書きます。「次の金曜日」「今日中」などの曖昧な表現は、分かっている範囲で日付・時刻・タイムゾーンを具体的に示しましょう。相手の名前を正しく書き、自分の言語だけで通じる慣用表現は避けます。原文が分かりやすければ、訳文の間違いにも気づきやすくなります。
- 事実:名前、日付、金額、単位、住所、リンクを原文と照合します。
- 意図:誰が何をするのか、依頼なのか確認なのかを確かめます。「〜しない」「〜だけ」「〜より前」「〜より後」など、条件や否定も確認してください。
- 丁寧さ:冒頭の挨拶、結びの言葉、文面の改まり方が、相手との関係に合っているか確認します。
- 抜け漏れ:文、質問、条件が1つも消えていないか確認します。件名も変更する必要があれば、本文とは別に翻訳してください。
短い返信なら、訳文を自分の言語に訳し直す「逆翻訳」で意味のずれに気づくことがあります。ただし、逆翻訳で正しさを保証することはできません。行きと帰りの翻訳で同じ間違いが繰り返される場合もあります。意味がはっきりしない表現は、その言語に堪能な人や元の差出人に確認しましょう。機密性の高い仕事の内容を扱う場合は、組織が承認した翻訳サービスを利用し、共有を許可された部分だけを貼り付けてください。
メール翻訳についてよくある質問
メールを英語に翻訳するには?
受信メールを開き、対応するGmailまたはOutlookの画面で[メッセージを翻訳]を選び、翻訳先を英語に設定します。利用できない場合は、共有してよい本文だけを翻訳ツールにコピーし、原文の言語と翻訳先の英語を選んでください。
iPhoneやAndroidのスマホでもメールを翻訳できますか?
Googleは、Gmailの[メッセージを翻訳]について、パソコンに加えてAndroid、iPhone、iPadの手順も案内しています。メッセージを開き、[その他]メニューを確認してください。Googleアカウント専用という制限はスマホでも同じです。Outlookや他のメールアプリでは、端末に応じた公式の手順を確認しましょう。メニューの場所や対応するアカウントが異なる場合があります。
Gmailで[メッセージを翻訳]が表示されないのはなぜですか?
翻訳バナーがないだけで、翻訳機能を使えないとは限りません。個別のメッセージの[その他]メニューを確認しましょう。あわせて、Googleアカウントのメールかどうかも確認してください。GoogleはIMAPアカウントのメールをこの機能の対象外としています。
受信メールを翻訳すると、返信も翻訳されますか?
訳文を読む操作と、返信を書く操作は別です。返信の下書きを相手の言語に翻訳し、内容を確認したうえで、ご自身でメールに貼り付けるか挿入してください。JotMeのデモはメールを送信せず、受信トレイにもアクセスしません。
貼り付けた文章は、メールのレイアウトや添付ファイルも維持しますか?
ここで紹介するJotMeの使い方は、貼り付けたテキストを翻訳するものです。HTMLメールのテンプレートを再現したり、添付ファイルを翻訳したりはしません。訳文をメールに戻す際は段落の間隔とリンクを確認し、添付ファイルは別途扱ってください。
AIの説明があれば、その訳文を信頼してよいですか?
説明だけでは判断できません。説明は言葉の選び方を確認する手がかりになりますが、翻訳と説明は同じモデルが生成しています。大切な情報は原文と照合し、間違いによる影響が大きい場合は、人に意味を確認してください。
受信メールを読むだけなら、まずメールアプリの翻訳機能を使いましょう。返信は、伝わりやすい下書きを作ってテキスト翻訳ツールで試し、意味を確認してからメールに戻します。読みやすい訳文が、自分の伝えたかった内容になっているかを確かめるのが、送信前の最後の見直しです。